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フェルベーク監督との対話 メンヒェングラートバッハ戦後

12. November 2013

Gertjan-Verbeek

-今週のキッカーでインタヴューを読みました。選手間の適切な距離を維持できれば、どんなに前からプレスをかけても、守備は機能する、と仰っていましたね。

 

自信を持って、スペースをきちんと埋めていけば、DFラインを高くすることもできるからね。今日のチームは相手のGKにロングボールを蹴るだけしかできない状況に追い込むことが出来て、狙い通りにGKが多くの回数、ロングボールを蹴っていた。ドイツでは、たくさんのチームがそれをやっているし、それを私たちもやっている、ということだよ。ディフェンスでは相手のセットプレーで終わってしまっていたし、チャンスを相手よりもうまく活かすことが出来なかった。少し、変えないといけない部分もある。今日の試合を見て、私たちはとてもうまく回っているようにも見えたが、まあ、(負けるときの)話の流れとはいつもそういうものだ。でも、私が自信を持って言えるのは、今やっていることを維持すること、続けていくこと、ということだね。私たちは、これまでの2週間でやってきたことを続けてトレーニングしていくし、それで、今も続いているネガティヴな状況をひっくり返すことが必要なんだ。

 

-上から見ていて、監督の戦術はだいたい65分ぐらいまでは完璧に機能していました、と思います。

 

そうだね。ただ、最後の10分でも、うまくプレー出来たし、私たちも最後までチャンスがあったはずだよ。

 

-70分前後に、相手ゴールが生まれました。その前に、少しずつ、中盤とDFラインの間にスペースができ始めていました。

 

そう、その時間帯に、プレスが弱まってしまって、2点とも、その時間帯に入ってしまった。

 

-それは体力的な問題ですか、それともメンタルの問題ですか?

 

最後の10分間、あれだけ全力を尽くせるんだから、体力的な問題ではないだろう。体力的な問題ではないね。メンタルでも無いと思うよ、失点した後、再び目が覚めて、最後の10分間、あれだけ戦えたのだから。最後まで戦ってくれたと思うよ。私たちはPKも与えられなかったし、入っているはずのゴールも認められなかった。それがサッカーだし、自分たちはそれでもサッカーを続けていた、リスクをたくさん犯して、中盤の選手を外して、FWを入れて、2点めを最後まで狙いに行ったんだ。それが決まらなかったのは残念だ。もし決まっていたら、それは報われて当然だ、と言えたんだろうけどね。

 

-ここに来る前、何人かの選手とインタヴューをしてきました。選手たちは、監督と、監督が今やっていることを信頼できている、と言っていましたよ。

 

そうれは、良いことだね。嬉しいよ。もし、私のことを信じてくれなかったら、それこそ問題になるね(笑

 

-選手たちも、チームのクオリティが上がっていることを感じているみたいでした。

 

まあ、キヨ(清武)は今日はもうちょっとできたかな。長谷部は「サッカー」をプレーできる選手だね。長谷部が自分のチームでプレーしてくれていて、嬉しいよ。監督をしていて、ああいう選手たちがいるのは、楽しいね。楽しい、ということはトレーニングをするのも、そんなに大変じゃない、ということでね。もちろん、負けるのは良いことではないし、落ち込むことにもつながる要素ではあるけれど。明日から、またトレーニングをして、2週間後までに、頭をからっぽにして、しっかり準備をしないとね。