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トゥヘル監督との対話 

レーヴァークーゼン戦記者会見後(2014年3月1日)

8. March 2014

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-今日の試合は戦術的に見ると、とても細部まで精密で、良い意味でのイタリアのサッカーのようでしたね。守備的だから、というわけではなくて。4-3-1-2で、4-3のラインがとてもコンパクトにまとまっていて、シンクロしながら動いているのが、とても印象に残りました。試合を観てていて、モウリーニョがいた頃のインテル・ミラノを思い出したのですが、お手本になるようなチームはありますか?

いや、何かをお手本としてしたわけではないんだ。中盤をひし形でプレーし始めたのは、ブンデスリーガの1年目の終わりの方だった。アウトサイド、私たちにはアウトサイドからの崩してチャンスを作るような、相手にとって危険なクオリティを全く持っていなかったんだ。それで、7人で守備ブロックを作って、トランジションに必要な攻守の繋ぎ目になる選手を一人、そしてスピードのある選手二人を前線に配置したんだ。そうして、それを続けて、続けて、続けて、今まで磨き上げてきたんだ。もちろん、私たちもイタリアのサッカーに関して、ACミランが長いこと同じようなことをしているのは知っていたよ。

-4-3-2-1?

そう。あとはボアテングが真ん中で、ロビーニョともう一人の2トップだったときとか。イタリア代表もそうだね。4-3-1-2でやっているときは。参考になりそうなシーンはこの辺りから切り取って選手たちに見せているけれど、何かを真似してそうなったわけではないんだ。

-気になることがあって、モウリーニョの最後のシーズンのインテル対ミランのミラノダービーを繰り返し見ているのですが、岡崎選手とミュラーがミリート、エトーの2トップ、トップ下が…

ク・ジャチュル

-そうです、それでパクがサネッティの位置で。

そうだね。

-それで、中盤の他の二人がいて…そして、4-3のブロックの連動。あれは本当に素敵でした。

そう?嬉しいよ(笑

-ここまでコンパクトにブロックを作るチームってブンデスリーガにバイエルンのような例外を除いてはあんまりないので、良いチームだな、と。

そうだね。ありがとう、聞いたら、チームも喜ぶと思うよ(笑)最近のチームの出来には満足しているよ。選手はとても真面目に一生懸命やってくれているからね。