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6バックという傾向

7. October 2014

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この前のハンブルク対フランクフルトのフランクフルトが典型的だったけれど、最近、6バック気味に守るところが出てきた。まあ、状況によってそうなってしまうんだろうけれど。

 

相手の両サイドバックがポジション高く取って、両サイドのオフェンシブのハーフが中に絞って5トップ気味になるとき、サイドバックがマンマークでついて中に絞って、サイドハーフがそのまま降りる。そうなったとき、中のFW気味の2枚の両方、あるいは少なくとも1枚が中盤まで降りてくればペナ内に走りながら受けられるスペースができるが、この試合のハンブルクように、今のところ勝てていないブンデスのチームは中の2枚ともライン上に張り付いて、自分たちでスペースを消してデッドロック状態になってしまっていた。

 

そうこうしているうちに入れるタイミングが分からなくなって、適当になった横パスをかっさらわれてピンチになってしまうという。そういう意味では、割りきってゴール前に人数をかけてしまうのも勝ち点を稼ぐ上では有効。

 

カウンターで言えば、敵陣内の広大なスペースにスピードに乗ってボールを受けるFW1枚とダッシュで戻りながら守らなければいけないセンターバック2枚なら、FWの方が分が良いわけで。試合は良い時もあれば悪い時もあるわけで、悪いなりに勝ち点をいかに稼げるか、というのもリーグ戦を戦っていく上では重要なんだなあ、というのを最近、痛感している。