Back to blog

トゥッヘル監督との会話。

ホッフェンハイム戦、記者会見後。

6. October 2013

Tuchel_und_Heidel_mahnen_zur_Ruhe

 

-試合開始の立ち上がり、FWの選手がどこでプレスのスイッチをいれるのか、よく分かっていないようだったが、どう思いますか?

 

いつ?前半?

 

-初っ端からです。監督は前からプレスに行けっていうジェスチャーで送っているのに、FWの選手が引いてしまっていたので。

 

シンジ?まあ、もちろん。彼は、今、非常に多くのことを学ばなけれならない最中で。彼は、一生懸命で、責任感があるから、迷ってしまって、戻ったり、守備を助けようとするのだろうけれど、ときには前からプレスに行く必要もある。今は、チームに合わせるプロセスの最中で、ひし形の中盤の形にもなれないといけないし。彼はこの形にあんまり慣れてないしね。あとは、今のチームの動き方だったり走るコースは、今までのクラブや代表のものとは違うだろうし。でも、前半の彼の出来には満足しているよ。0-2になった後は、彼の役割の内容も変えたしね。

 

-監督は後ろからサイドを変える斜めのロングパスを送るよう指示していたように見えたが?

いや、そんなことはないよ。

 

-同サイドに長いパスを送りつづけていたときの、監督のジェスチャーを見ていたら、そんな気がしました。

もちろん、ウチの選手がヘディングで競り勝ったときは、スペクタクルだったけれど、そんなプランは無かったんだ。ピッチの中の選手が感じることは、外からのものとは違うだろうし、私は選手がそうするの信頼したいんだ。我々は、うまくポジションを取れなかった、グラウンダーのパスを通しながら、真ん中の10番(トップ下)にボールを入れたり、サイドに速く展開したり出来なかった。選手も、今ひとつ自分たちを信用できていなかったし、だったら、今日はそんな考えにこだわる意味もないと思ったんだ。もちろん、前半はそれもできなかったし、ロングパスを送った後にラインを押し上げてコンパクトにしてセカンドボールも拾えなかったし、批判は当然のことだと思う。なんで、こんな選手間の距離を狭くコンパクトにすることができないようなことになったのかは、まだ分からないけれど、我々はもっといろんな要素をうまく出来ようになるはずだし、もっとうまく目の前にある課題をクリアしていかないといけない。もっとポゼッションを上げられるようにしないといけない、もっと速くゴール前に到達しないといけないし、でも、それらはまだ自分たちの課題として残っているね。