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ブラジル・ワールドカップから見る日本代表の立ち位置

20. July 2014

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とりあえず、バイエルン・ドルトムントのドイツ代表が優勝したので、おおまか目安が立てやすくなったので、ブンデスリーガの順位で比べていくと、日本代表ってどのぐらいなのかな、という、まあ、半分冗談なような予測を立ててみる。

ドイツ代表はCLで優勝を狙えるレベル。アルゼンチンは、CLでたぶん準決勝までいければ成功ぐらいのメンバー。ブラジルはいろいろあって、ちょっと測り にくい。オランダはたぶん、CLベスト8に残れれば成功ぐらいなメンバー。コンディションが良ければ、ここにスペインは余裕で入ってくる。

 

チリ、メキシコ、コロンビアの中南米の面白いチームは軒並み、CLのグループリーグ、ELで決勝トーナメントでベスト8に入ってくるぐらいのチームの選手 が多い。ポルトガル、イタリアもこの辺。ユーベとか見てるとそんな感じがする。コスタリカは、どうなんだろう。マインツの選手がいたけど。

 

そんな感じで大まかな目安を立てていくと、たぶん日本代表ってブンデスだと降格争いをちょっとかすりながらヨーロッパ・リーグ出場権を夢見られるぐらいの チーム。そう考えると、日本代表のモヤモヤ感はフランクフルトとかシュトゥットガルトを見ている感じで、コスタリカはマインツの爽快感に似ている。

 

長いシーズン戦っていくと、やっぱりバイエルンでもブンデスの中位のクラブに星を落とすこともあるわけで、ワールドカップは、その一回の勝負にリーグ戦の34分の2か3を引き当てるために全てを尽くす作業が必要なわけで。

 

ブンデスリーガに関しては、マインツはその作業を毎試合ごとやっていたように思う。7位という成績は、「やりたい理想的なサッカー」ではなくて、「勝ち点 を出来る限り取るために自分たちでできる理想的なサッカー」を追求した結果だと思う。そういうのを過不足のない機能美と言うんだろう。

 

そういう意味で、やりようによっては「ベスト8」というのはあながち間違いではない。ざっと見ていくと、グループリーグは8つに分かれていて、そのうち CLでベスト8にコンスタントに入れそうなメンバーのチームはドイツ、ブラジル、スペイン、アルゼンチン、フランス、ベルギーの6チーム。

 

CLのグループリーグを突破/EL決勝トーナメントのライン上ぐらいのメンバーのチームは、ポルトガル、イタリア、コロンビア、チリ、オランダ、イングラ ンド、メキシコの7チーム。この辺はコンディショニングやスケジュールの運次第で上に行ったり、その下のグループに負けてしまったり、という感じ。

 

これだけでもう13チームが埋まっている、ということを考えると、やっぱりベスト16って簡単じゃない。スイスも入れれば14チームか。ここから下は、 さっき言った日本代表が属しているレベルのチームが3番手。そして、ブンデスリーガに入るか入らないかのレベルのチームの4番手。

 

。。。というぐらいに大雑把に考えていくと、だいたい整理がつくかな。世界的に観て、日本代表は弱くないし、悪くもない。ただ、ワールドカップでベスト8 に入っていくチームは客観的に見て、もうワンランク、ツーランク上にいる、というだけで。まあ、ビールでも飲みながら話すのには丁度いい話かな。